折り紙のデザインを取り入れたパッケージデザイン -#017

デザインインスピレーション17

折り紙といえば日本では馴染みの深い飾りものですが、一方で子供のころ以来ほとんど折ったことがないという人も多いのでは。折り紙は手仕事を感じるしつらえ、細やかな折り目、幾何学的な線で構成された仕上がりなど、たおやかな美しさを感じさせてくれるアイテムです。ここではそんな折り紙のような優美さをパッケージデザインに活かしたアイディアをご紹介します。

 

花咲くラベルが気持ちを伝えるボトルのラベルデザイン

気持ちを伝えるボトルのラベルデザイン

ボトルのラベルを引き出して折っていくことで花の形の飾りになる遊び心と消費者への丁寧な心遣いを感じるラベルデザイン。折る前は華やかな円形の模様だった部分が折った後には花の芯になる変化も楽しいですね。ちょっとした贈り物に楽しいワンポイントのアイディアは、ボトルラベルのデザイン以外にも応用できそうです。

 

緩衝材の役割も持たせたボトルカバーデザイン

ボトルカバーデザイン制作例

紙を折った造形でボトルのカバーにしつらえたアイディア。ホワイトを中心にビビッドなマゼンタを陰に置くことでマゼンタの淡い陰が広がります。中のボトルも同色系で吹き付けられ、みずみずしいグラデーションが美しいですね。幾何学的な直線メインの現代的な構成ながら、リボンで結んだ工夫や矢羽のように見える切れ込みなど、和の風合いも感じられるのが面白いところ。折った裏側の配色や切れ込みなど、紙を立体的にデザインする際のヒントになりそうなテクニックが随所に散見されるパッケージです。

 

シンボルマークを折った紙で表現

Marek Váchaさん(@marekvacha)がシェアした投稿

紙と文房具の専門店のシンボルマークを折り紙で表現し、全体でブランドを表現したパッケージ。マテリアルデザインを思わせる色のトーンや影の落ち方はモダンなショップであることを感じさせてくれます。幾何学的な造形美と遊び心を感じる仕掛けは実直ながら洒脱でユニークな社風を体現したパッケージと言えるでしょう。ロゴの形状をうまく取り入れたアイディアデザインです。

丁寧な心配りを感じさせる折り紙のモチーフは、紙を用いたパッケージやラベルデザインに好相性。手で折った、あなたのために手をかけました、というメッセージは特に贈り物に喜ばれるでしょう。紙の表裏が現れる折の特性上、配色も重要なポイントです。影や反射光に色がほのかに映る様子は繊細な風合いを感じさせてくれます。一方で、折ること自体も体験の一つとして組み込む場合や、大量生産で折を表現することが技術的に難しい場合も踏まえると購入者に折ってもらう仕掛けも検討の余地があるでしょう。

 


「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のパッケージデザインやラベルデザインをピックアップして紹介しています。荒削りでも着眼点やアイデアが面白いものはピックアップしています。

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