穴あき加工にセンスと遊び心を感じるパッケージデザイン -#025

穴あき加工にセンスと遊び心を感じるパッケージデザイン

穴あき加工は、パッケージの様々な部分で採用されています。中身を覗かせたりグラフィックにアクセントを加えたり。開きやすいよう、あるいは持ちやすいように利便性を持たせる役目もあります。穴あき加工を施したパッケージデザインの中でもひときわユニークなアイディアで魅力を増したパッケージをご紹介します。

 

透明感が素敵なラベルデザイン

ロゴを穴抜き加工し、ラベルの裏地に印刷された大理石の模様をガラス越しに見せたボトルデザイン。ほとんど真っ白な表側はあくまでもシンプル。ガラス越しにロゴの背景に見える模様は瓶の曲面に沿って奥行きを感じさせてくれます。思わずロゴを覗き込んでみたくなる仕掛けは、背景の模様や色彩を変えることで多彩な印象を作り上げられそうな汎用性があります。

 

スリーブスタイルの二重の仕掛け

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箱にかけるスリーブはただ箱だけではなく、一枚紙を追加することで特別感を高めてくれます。いわば、のしのような役割を持たせることが可能です。さらに穴あけ加工を施すと、スリーブと箱の紙の質感や色味を変えることでデザインにアクセントを与えられます。穴あき加工を通して見える薄い影はリアルにドロップシャドウの効果をもたらしてくれることでしょう。このパッケージでは花の形に穴加工を施すことで下の紙の色味を見せ、わずかな影で奥行きを見せています。あえてスリーブで隠し、開いたときにグラフィック要素を魅せるデザインなど意表をつく仕掛けも有効です。

 

穴あき窓を利用したささやかな体験をデザイン

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シリアルのように日常的にいただく気軽な食事は、マンネリになりがち。毎日何と無く開けて、何と無く中身を出して食べる、地味になりがちな食品です。こちらのパッケージデザインはそんな毎日に毎日に変化を与えてくれる仕組みを取り入れています。四角い穴あき窓から見えるのはちょっとした格言。中国のフォーチュンクッキーにインスピレーションを得てデザインしたとのことです。円筒を回転させて窓から見える内容に変化を与えるしつらえは、穴あき加工のデザインに楽しさを与えるヒントになりそう。

 

穴あき加工は表側と、穴の向こうに見える景色の二つのポイントをいかに生かすかがポイントになります。穴の形状はもちろん、素材の質感や色味を加味し、意外性や変化を与えてくれるデザインを表現することができます。また、穴をのぞくという鑑賞者の「体験」を意識することでより意外性のある印象を与えることが可能です。手の上に乗るような小さなパッケージでも奥行きを感じさせたり、ユーザーへの自然な視点誘導など、パッケージデザインを通した働きかけのきっかけを与えてくれる技術です。

 


「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のパッケージデザインやラベルデザインをピックアップして紹介しています。荒削りでも着眼点やアイデアが面白いものはピックアップしています。

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