同系色のトーンが美しいパッケージデザイン -#041

同系色のトーンが美しいパッケージデザイン

色は三つの要素に分けることができます。明度・彩度・色相です。このうち、「赤」や「青」など私たちの感じる色味の方向性を表すものが「色相」です。色相をあまり変化させず、明るさや鮮やかさを変化させることで得られるカラーパレットを用いるとトーン=色調での配色が使えます。オレンジ・焦げ茶・ベージュの組み合わせなどはトーンを意識した配色と言えるでしょう。トーンでの配色は落ち着いた雰囲気と奥行きを感じさせ、統一感のある印象を与えてくれます。トーン配色を巧みに用いたパッケージデザインをご紹介します。

 

明るい雰囲気を伝える風景を用いたパッケージデザイン

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こちらのドッグフードのパッケージデザインでは、海や丘など自然を感じる風景をそれぞれのカラーのトーンで描き出しています。パッケージごとの特徴を青・オレンジ・緑それぞれのカラーで示すブランディングとしての側面と、統一された色調で上品にイラストを表現するグラフィックとしての側面を両立させていますね。決められたトーンの範囲でカラーパレットを設定することで全体の雰囲気に統一感が生まれています。

 

爽やかな木陰の風を感じるテキスタイルのようなパッケージデザイン

Carmen Hayesさん(@carmenmarae)がシェアした投稿

鮮やかな色合いに少しずつ違う色が加わることできらめくようなグラフィック表現が可能です。こちらのパッケージデザインでは緑・青・黄色・赤をメインに、それぞれ少しずつ濃い色薄い色を織り交ぜているのがポイント。鳥のシンボルマークにぴったりの植物模様に少しだけ色味の変化を与えたことが平面的になりがちなバックグラウンドイメージに少しの奥行きと華やかさを添えています。

 

シンプルな構図を際立たせる上品な色使いのパッケージデザイン

同じ色相の濃い色と薄い色を組み合わせて使うのは最もシンプルなトーン配色です。濃い目の青色とうすい水色・濃い赤と薄いピンクなど、どの色相でもしっくり馴染む色合いになるため、色味に迷った時にも使いやすい配色です。色同士の差を少なくすることで上品な風合いにもでき、逆にコントラストを強めると強い陰影の印象を残すことができます。要素が多いグラフィックでもうるさくならずスッキリと見せることができます。

 

同系色のトーン配色はカラーパレットが決めやすく、一度この色と決めてしまえばシステマチックに要素に配色していくことが可能。アクセントになる強い色をメインカラーに、本文テキストには読みやすく目が疲れにくい色を設定したりと、基本を押さえつつ全体に統一感のある印象を伝えることができます。よく見る配色のため無難な仕上がりに繋がりやすい面もありますが、アクセントカラーをさす、グラデーションを取り入れるなど目を楽しませる部分を設けることでより魅力的なグラフィックにもつながる、汎用性の高い色彩計画手法です。

 


「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のパッケージデザインやラベルデザインをピックアップして紹介しています。荒削りでも着眼点やアイデアが面白いものはピックアップしています。

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