ニュアンスカラーが見せる繊細な表情が素敵なパッケージデザイン -#058

ホワイト+ニュアンスカラーの組み合わせが美しいパッケージ

色名を聞かれてパッと思いつくのは、「赤」や「青」など、身近な色が多いかと思います。その中でも、はっきりとしたビビッドカラーを思い描くでしょう。「赤は情熱」「青は冷静」など、それらの色は色から感じる感情や印象を強く打ち出すため、パッケージデザインでの訴求力も強くなります。一方で、「黄緑を黄色に近づけて色あせた感じの色」や「淡いパールの色味」など説明しづらい色味ははっきりとした印象よりも「雰囲気」をよく伝えてくれます。そうしたニュアンスカラーが効果的に使われたパッケージ制作例をご紹介します。

 

ホワイト+ニュアンスカラーの組み合わせが美しいパッケージデザイン

ニュアンスカラーが見せるパッケージデザイン1

個性的な台形のフォルムが楽しいボックス。前面はホワイトのベースと共通のロゴでブランドイメージを伝え、側面ではややグレイッシュなパステルカラーを配色しています。これらのニュアンスカラーは明度と彩度はおおよそ同じ風合いで、色相のみ変えることでトーンとしてまとまったカラースキームを組んでいます。上品で繊細な雰囲気とモダンシンプルの両立を実現した秀作です。

 

まろやかさが伝わる上品な色味のパッケージデザイン

ココナッツミルクをベースにした食品。深緑はプレーン、薄いピンクはバニラ味のようです。しっとりとした質感の表面と色味は、中身の食品のまろやかな風合いを感じさせ、大きくマージンをとった文字の配置や小文字のキャプションは全体を上品にまとめ品質の高さを印象付けています。なかなか見かけない配色は競合の商品との違いを際立たせ、個性的なブランディングにも一役買ってくれることでしょう。

 

シンボルのカラーが醸し出す温かみのあるコーヒーのパッケージデザイン

紋章のようなイラストのような、不思議な形に目が引かれるコーヒーのパッケージ。それぞれの袋に対して青・黄色・緑・赤と色が割り振られ、その中で淡い色と少しくすんだ色の二色が使われています。どの色も少し控えめな印象で、目に優しい、馴染むような色合いです。商品全体の持つ整然とした雰囲気を壊すことなく、少しの温かみを添えてくれています。

 

少しくすんでいたり、淡かったり、印象の強い色味の間に合ったりと、「この色」と説明しづらいニュアンスカラーはぼんやりとした印象になりがちです。だからこそ控えめに、それでいて色味自体の性格は失わず、婉曲に伝えてくれます。そこから「繊細」「柔らかさ」などの印象が生まれ「個性的」で「上品な」雰囲気を感じさせてくれることでしょう。


「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のパッケージデザインやラベルデザインをピックアップして紹介しています。荒削りでも着眼点やアイデアが面白いものはピックアップしています。

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