医療品や医学を感じさせるパッケージデザイン -#066

医療品や医学を感じさせるパッケージ

真面目な雰囲気と人を笑わせるユーモアは正反対のものでしょうか?いえいえ、真面目なものだからこそ可笑しさを与えてくれることもあります。医療行為は生命のかかった真剣な行いです。そこから縁遠い日用品や嗜好品にあたかも医療品のような姿を与えると、そのギャップから可笑しさが生まれます。知的な見た目ながらユーモアたっぷりなおかしさを与えてくれるパッケージデザインのアイディアを集めました。

 

カフェインを摂取したい人に…コーヒーパックのデザイン

Thomas Lisさん(@thomas_lis_design)がシェアした投稿

まるで点滴袋のようなコーヒーのパック。疲れた時や集中したいとき、カフェインを摂取したい人に「処方」されたかのようです。袋に描かれた文字のレイアウトも点滴そのもので、バーコードやシンボルなどのパーツがそれらしさを引き立てます。コーヒーの美味しそうな雰囲気はそのままに、シンプルで堅実なデザイン。この雰囲気に惹かれてリピーターになることも期待できます。

 

カプセルのようなりんごジュースのパッケージデザイン

一日一つのリンゴが医者を遠ざける、という言葉もあるように、りんごは健康的に良いとして知られています。こちらの果汁100%のりんごジュースのパッケージはそんな「体に良い」雰囲気をよく伝えてくれます。縦長のボトルの形を活かし上下にカラーを分けた、カプセルのような見た目。赤十字を思わせるマークや、シンプルなサンセリフ体のフォントなどの演出も全体をまとめ上げるのに一役買っています。

 

心臓の形のワインボトル

医療品や医学を感じさせるパッケージデザイン1

BLOOD of GRAPESという商品名のワイン。心臓の形のボトルは個性的で、一度見たら忘れられないインパクトがあります。実際の心臓よりもデフォルメすることで生々しさは排除しつつ心臓であることを印象付けます。西洋では特にワインを血に例える比喩が根付いていたこと、ワインに含まれるポリフェノールが心臓病に対し良い作用を及ぼすという説が一時期広まったこともあり、ワインと心臓というモチーフを関連して捉えることで「体に良い」イメージをユーモアたっぷりに伝えます。

 

健康を保とう、という前向きなメッセージは真面目なゆえに、率直に伝えようとすると気安さや親しみやすさが失われがちです。ご紹介したような「医療品風の」パッケージにおいても、健康によって得られる「若々しさ」「活力」などプラスのイメージが伝わるような工夫を検討しながら取り入れて行きたいものですね。


「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のパッケージデザインやラベルデザインをピックアップして紹介しています。荒削りでも着眼点やアイデアが面白いものはピックアップしています。

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