対称図形が美しいパッケージデザイン -#069

対称図形が美しいパッケージデザイン

均等にバランスが取れた絵柄は、「均整」「堂々とした」「王道」を感じさせてくれます。一つの対称図形であれば、幾何学的な美しさが感じられますし、複数の図形を鏡写しにしたものであれば、要素のリピートがリズムを生みます。ロゴにおいても円や矩形など幾何図形は頻繁に用いられるモチーフです。箱型やボトルなど、そもそものフォルムが左右対称立体であることが多いパッケージ。左右(あるいは上下)対称図形が真ん中にレイアウトされることによって、より明るくダイナミックに印象を伝え、訴求性を高めることができるでしょう。

 

華やかにロゴを囲む花輪が楽しいパッケージデザイン

対称図形が美しいパッケージ作成例1

ロゴを囲むように半円状に広げられた花輪のようなモチーフが洒脱で楽しい雰囲気を演出するパッケージデザイン。ロゴ以外のテキスト関係も全て中央揃えで配置され、全体にまとまりを与えると同時に、その中で文字のQ上げや文字間の調整を行うことで各テキストの意味合いの違いを伝えている点もポイントです。文字やロゴは上品にレイアウトされていますが、上下に水平線で分割した色面にお互い補色になるビビッドな色合いを選んだことでインパクトが高まり、堂々としたレイアウトにさらに強い訴求力を持たせています。

 

 

湖面に映る林を思わせる優雅なボトルデザイン

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SING GINという商品名を二行にして囲む六角形のロゴ。ちょうど真ん中を通る水平線でパッケージは上下に分かたれ、上半分に描かれた木々のようなシルエットが青く塗られた下半分に鏡写しになることで、湖面に映る林のような光景を思い起こさせます。垂直方向、水平方向にも要素の繰り返しがレイアウトされたことで広がりが生まれ、大きなスケール感を感じさせてくれる点もポイントです。

 

テキスタイルのような模様が描く世界観

対称図形が美しいパッケージ作成例2

ファブリックなどに使われるテキスタイルの絵柄パターンは、商業製品として生産する場合、多くは同じ絵柄を繰り返し大きな布地を描きます。こうした特徴を逆手に取り、絵柄を繰り返し使うことでファブリックのような印象を持たせることも可能です。こちらのパッケージデザインでは、アジアンテイストの線画を左右鏡合わせで配置することで、外にも絵柄が広がっていきそうな大きな世界観を描いています。ハスの花のようなロゴと合わせ、中心から広がっていくアジアンの空気感を表現したパッケージデザインです。

 

左右対称のデザインは正中線を、天地対称のデザインは水平線を見る人に意識させます。それはまっすぐに向かってくる視線のように、パッケージデザインの顔の方向を示すものです。「親しみやすく」「顔と顔を合わせて訴求したい」商品にぴったりのレイアウトと言えます。あえて中心から外すレイアウトの場合は「意外性」「規格外」「実用性」などまた異なる印象を与えてくれることでしょう。その商品のコンセプトを捉えるレイアウトを考えるにあたり、選択肢に必ず一つはあるデザインと言えます。


「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のパッケージデザインやラベルデザインをピックアップして紹介しています。荒削りでも着眼点やアイデアが面白いものはピックアップしています。

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