数字をグラフィック要素として活かしたパッケージデザイン -#072
数字をメインの要素としてデザインしたパッケージがあります。ボディケア商品のラインなど、異なるアイテムをいくつか含むブランドにそれぞれ数字を割り振りブランディングの一環としたり、ワインの製造年やチョコレートのカカオ含有量など、商品を特徴付ける重要な数字をそのままレイアウトすることもできます。ここでは数字のレイアウトが魅力的なパッケージデザインを集めました。
サンセリフ体のフォントが全面を飾るボトルデザイン
数字を活用したパッケージデザイン1
スキンケアアイテムのボトル。数字のラインをパッケージに落とし込み、色面を分割しています。魅力的なターコイズグリーンに白、ややブラウンがかった濃いグレーの取り合わせが素敵です。使う順番があらかじめ想定されていることが多いスキンケアアイテム。こちらの商品も使用する順番を促してくれるでしょう。
クラシカルな雰囲気とモダンな機能性を感じさせるパッケージデザイン
クラシカルな風合いのセリフフォントのナンバーが目を引くポテトチップのパッケージ。罫線のあしらい、昔の物語風の挿絵などオールドテイストの要素を用いつつ、背景に鮮やかなカラーの色面を配置するなど新しさと懐かしさが共存するデザインに仕上げられています。ここでの数字の意味はブランドの味の種類を示す記号ですが、「他の味も試してみたい」という気を起こさせる仕掛けにもなりそうです。
4桁の数字が浮遊するボトルデザイン制作例
食用油など調味料のボトルデザイン。4桁の数字がサイズと配置を変えながら一つのグループとしてレイアウトされています。はっきりとした白とブルーのコントラストがシンプルで美しく見せます。4桁の数字の組み合わせは、ワインの製造年にも活かせそうです。数字以外のテキストを小さく細いフォントにしたり、ボトルネックの模様との響き合いなど、数字を引き立たせるための他の要素のあしらい方も素敵です。
数字は広く世界中で使われ、幅広い人へのアプローチが可能です。数字自体のフォントのラインの美しさをそのままグラフィックの要素として活かすことができ、視認性と訴求性の高さを確保します。ダイナミックな数字のレイアウトは年代やロット、内容量など数字としての情報伝達はもちろん、ブランディングにも大いに力を発揮します。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のパッケージデザインやラベルデザインをピックアップして紹介しています。荒削りでも着眼点やアイデアが面白いものはピックアップしています。
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