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ペットボトルの歴史について

ペットボトル(飲料パッケージ)の進化・歴史について

ペットボトルの歴史について

ペットボトルはより強く、より薄くなっている

私たちは毎日、何本ものペットボトルを手にします。コンビニやスーパーマーケットディスカウントショップでは箱ごと購入することもあります。ペットボトルといえば、何年か前までは、500ミリリットルのペットボトルが主流でした。家庭用では、炭酸飲料が丸型のペットボトルで1.5リットル、お茶や水が2リットルと、誰からも教えられたわけでなくてもそれが当たり前だと思っていました。

しかし、最近では、1リットルや650ミリリットルのペットボトルや、炭酸飲料なのに2リットルのものが登場してきました。

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ペットボトル

現在、ペットボトルにはさまざまな形而・容量の容器があります。

昔のペットボトルは硬く、それに張り付けられたラベルをはがすのにも一苦労でした。今では素材の柔軟さと強度が両立できるようになり、飲み干した後に簡単に潰してゴミ箱へ〜というスタイルも当たり前になりました。ボトルとキャップそしてフタを仕分けしてゴミ箱に入れるのが当たり前ですが、私たちの習慣が苦労せずに行えるようになっています。飲料各メーカーの試行錯誤が日進月歩で今もなお続いていますから、今後も新しい新商品が毎日のように登場してくることでしょう。

そもそもペットボトルが登場する前は、特に炭酸飲料はビンで栓を抜いて飲む。もしくは、缶というのが当たり前だったと思います。

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それが、ペットボトルという容器が開発され、はじめて手にした時の喜びというのはどうだったのだろうかと思うと少しおかしく感じます。商品包装(パッケージ)の進化というのは、飲料業界だけを見てもすさまじい勢いで進化し続けています。

 

味とはまた別の、パッケージデザインという企業努力

企業が商品を売るためには、味などの商品の中身に当然重点を置いています、商品を売るためには、商品の中身=味ですから、その開発は私たち消費者が求めるものを企業が日々調査し、また、栄養素などの点でも研究開発しているのは当然なことです。しかしそれだけではありません。商品を売るためにもう一つ大事なのは、これは飲料業界に限ったことではないと思いますが、そのパッケージのデザインです。パッケージデザインだけで、中の味が分からないまま私たちは買うことがあります。パケ買いというやつです。パッケージデザインは、商品の中身の一番大事な「味」とはまた別の大きな企業努力といえます。

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ある意味で私たちは、パッケージをデザインの戦略にまんまとハマっているわけですが、商品を売る側の企業としては思惑通りという所ではないでしょうか。商品の売り上げをあげるために必要なのは、中身だけではなく外見も非常に重要です。新発売の商品の味はどの消費者も知りえませんから、パッケージを見て購入するほかありません。そして初めて、中身の味を知るわけです。味に関しては、各メーカーは自信を持って商品を製造しているはずですから、コンビニやスーパー、ディスカウントショップでお客様がカゴに入れるまでが大変なのです。

そのデザインも多種多様です。コンビニに行くと、視界に入るだけでも数十種類の飲料水があります。それも、お茶や水、炭酸飲料や、果汁ジュースなど、ひとつのカテゴリーだけで数十種類もあります。

例えば、朝コンビニにより、コーヒーがほしいと思っても、缶なのか、ペットボトルなのか、はたまた紙パックなのか…そこから選ばなければならないほど、無数に選択肢があります。

売り場はパッケージデザイン同士の戦い

消費者からすれば、「目覚めの一杯にブラックのコーヒーがほしい」と思っているだけかもしれませんが、飲料メーカーはその数十種類もあるライバルから、自分たちのメーカーのコーヒーを選んでもらわなければならないという激戦状態です。

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ボトルの形状や味はもちろんのこと、パッケージデザイン・ラベルデザインに勝負をかけているというのがわかります。飲料メーカーのデザイン担当者は消費者を日々調査し、マーケティングに力を注入しています。新商品を担当したデザインチーム、ボトルの形状や材質の開発に携わる製造チーム、あらゆる各部署が力を合わせてひとつの新商品を開発しています。ひとつの新商品の発売日は、激戦状態の飲料業界の中で勝つか負けるかの新たな火種の投入日と言えるでしょう。

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私たちは、毎日、何気なく手に取り、飲み、ゴミ箱へと、無限ループのように繰り返している作業ですが、こういった各メーカーの企業努力の上で、品質、パッケージ、ラベル、容器、すべての点で進化した飲料商品を手にしているのです。

 

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